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建売住宅の玄関は狭い?後悔しないためのチェックポイントと広く見せる工夫を解説

2025年05月23日(金)

建売住宅の玄関は狭い?後悔しないためのチェックポイントと広く見せる工夫を解説

新築の建売住宅を見学中、ふと「玄関ってこんなに狭くて大丈夫かな?」と不安を感じた経験はありませんか?

家族の人数が多かったり、ベビーカーやアウトドア用品などの荷物が多かったりする家庭では、玄関の使いやすさは住み心地に直結する重要なポイントです。

このコラムでは、建売住宅の玄関がなぜ狭く感じやすいのかという原因から、実際に暮らして困ること、快適に使うための工夫、購入時にチェックすべきポイントまで詳しく解説。

これから建売住宅の購入を検討している方や、すでに建売住宅に住んでいて「玄関をもっと使いやすくしたい」と考えている方に向けて、後悔しないための具体的なアドバイスをお届けします。

建売住宅の玄関、狭いと感じるのはなぜ?

建売住宅の玄関、狭いと感じるのはなぜ?

建売住宅の玄関が「少し狭いかも?」と感じる理由には、いくつかの背景があります。

ここでは、一般的な建売住宅の設計事情や、実際の暮らしの中で感じやすいポイントを解説します。

標準的な広さに収められた設計だから

建売住宅は、広く多くの人に受け入れられる間取りを重視してつくられています。

そのため、玄関スペースも「一般的な世帯にとって最低限必要な広さ」に設定されている場合が多く、収納力や空間の余裕は控えめです。

靴箱の前で人がすれ違うだけでも窮屈に感じることがあり、来客時にはさらに手狭な印象を持つかもしれません。

注文住宅との設計自由度が違うから

注文住宅であれば、自分たちのライフスタイルや将来の変化に合わせて、玄関の広さや収納スペースを自在に設計できます。

一方、建売住宅ではすでに設計が完成しており、細かなカスタマイズは難しいのが現実。

自転車やベビーカーを置くスペース、傘立てやシューズクロークなどを確保しようとすると、窮屈さが顕著に表れます。

収納と動線の設計が最小限になっているから

建売住宅では、間取り全体のバランスを取る中で玄関のスペースが最小限に抑えられる傾向にあります。

また、収納も限られているため、靴やコート、子どもの外遊び道具などが玄関に散乱しやすく、結果的に「狭くて片付かない玄関」になってしまうことも珍しくありません。

建売住宅で玄関が狭いと困ることとは?

建売住宅で玄関が狭いと困ることとは?

玄関は「家の顔」ともいえる場所であり、毎日必ず使う出入り口でもあります。

そんな玄関が狭いと、日々の暮らしの中で思わぬ不便やストレスを感じることがあります。

ここでは、実際に多くの人が直面しやすい「狭い玄関の困りごと」を具体的に見ていきましょう。

ベビーカーや靴の収納に困る

小さな子どもがいる家庭では、玄関にベビーカーを置く必要がありますが、狭いとそれだけで空間が埋まってしまいます。

加えて、家族の人数分の靴やスリッパ、雨具を収納するスペースが不足しがち。

収納が足りないと、床に物があふれ、出入りがしづらくなる原因になります。

生活動線のストレスがたまる

朝の忙しい時間帯、家族が一斉に出かけるとなると、狭い玄関はまさに“渋滞”状態。

人がすれ違えない、靴が取りにくい、荷物を持ったまま立ち止まれないといった場面が毎日のように起こります。

こうした小さなストレスが積み重なることで、住まいへの満足度が下がってしまうこともあります。

季節や天候の影響を受けやすい

玄関が狭いと、雨の日に濡れた傘やレインコートを一時的に干す場所が確保できなかったり、寒暖差で玄関まわりが快適でなくなるケースもあります。

また、外からの風やホコリが入りやすく、掃除や換気が難しくなるなど、季節による影響を受けやすくなります。

狭い玄関でも快適に使うための工夫とアイデア

狭い玄関でも快適に使うための工夫とアイデア

玄関のスペースが限られていても、ちょっとした工夫で使い勝手を大きく向上させることができます。

この章では、限られた空間を有効に活用し、玄関を快適に保つための具体的なアイデアをご紹介します。

収納力をアップさせる工夫

限られたスペースでも、縦の空間を活かした収納でカバーできます。

たとえば、壁に取り付ける可動棚、吊り収納、天井までのシューズボックスなどを活用すれば、収納量が飛躍的にアップ。

スリムな収納ラックや壁面フックを使えば、スペースを圧迫せずに整頓できます。

視覚的に「広く見せる」工夫

実際の広さは変えられなくても、鏡や明るい照明、白を基調としたインテリアを取り入れることで視覚的に広がりを持たせることが可能です。

また、玄関マットや飾り棚をシンプルにすることで、スッキリとした印象になります。

明るく開放的な玄関は、第一印象にも好影響を与えます。

動線を意識した配置・レイアウトの見直し

出入りする方向、荷物を置く位置、靴の脱ぎ履きの導線を見直すことで、使い勝手の良い玄関レイアウトが実現します。

たとえば、シューズボックスの開閉が動線を妨げていないか、傘立てが邪魔になっていないかなど、小さな見直しが大きな違いにつながります。

家族全員が“使いやすい”玄関にする

家族それぞれの使い方を考慮することも大切です。

子どもが自分で靴を出し入れしやすい高さの収納や、高齢の家族が安全に靴を履けるような手すりの設置など、全員にとって快適な設計を目指すことで、玄関の使いやすさは格段に向上します。

建売住宅の玄関を選ぶときのチェックポイント

建売住宅の玄関を選ぶときのチェックポイント

建売住宅は間取りや仕様があらかじめ決まっていることが多いため、「購入前に玄関の広さや使いやすさをしっかりチェックすること」が後悔しないためのポイントになります。

ここでは、現地見学や資料確認の際に注目すべきチェック項目を紹介します。

① 間取り図から読み取れる玄関スペースの広さ

物件を検討する際には、間取り図の寸法から玄関スペースの広さを具体的に確認しましょう。

写真では広く見えても、実際の寸法を見てみると、「思ったより狭い」というケースはよくあります。

横幅だけでなく、奥行きや収納位置も確認するのがポイントです。

② 収納の有無と使いやすさ

玄関に靴箱がついているか、シューズクロークが設けられているかなども大きな判断材料になります。

収納がある=便利とは限らず、その「使いやすさ」までチェックしましょう。棚の高さ調整や、掃除のしやすさも重要です。

③ 家族構成に合った広さかどうか

例えば夫婦2人暮らしと、小さな子どもがいる4人家族では玄関の使い方がまったく異なります。

将来のライフスタイル変化も視野に入れた広さ・使いやすさを意識して選ぶことが後悔しないカギとなります。

④ 実際に体感することが何より大事

図面や写真だけでは伝わらない「使い勝手」や「広さ感」は、実際にその場に立って体感することが一番の判断材料になります。

来客時を想像しながら出入りしてみたり、ベビーカーを置くスペースがあるかなど、リアルなシチュエーションを思い浮かべながら見学することをおすすめします。

熊本の建売住宅なら九建ホームへ

建売住宅の玄関は、設計上どうしてもスペースに限りがありますが、ちょっとした工夫と事前の確認で、快適な空間に変えることができます。

家族にとって「ただの出入り口」ではなく、日々をスタートさせ、外の世界とつながる大切な場所である玄関。

だからこそ、後悔しないためには「見た目」だけでなく「使いやすさ」にもしっかり目を向けることが大切です。

そして実は、弊社の建売住宅では“玄関のゆとり”にもこだわっています。

ベビーカーを置いても余裕がある広さ、充実した収納、開放感のある設計など、実際にご覧いただければ「建売でもこんなに玄関が広いの?」ときっと驚かれるはずです。

ぜひ一度、モデルハウスや実際の物件を見学にいらしてください。写真や図面では伝わらない、“広さ”と“快適さ”をその目でご体感いただけます。

皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。