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建売住宅購入の引き渡し前のチェックポイント

2024年09月02日(月)

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建売住宅を購入する際、引き渡し前のチェックは非常に重要です。しかし、どこをどうチェックすればよいのか詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、引き渡し前に確認すべき主要なポイントを詳しく解説します。後でトラブルに繋がらないよう、しっかりとチェックしておきましょう。

このチェックは施主へ引き渡しを行う前に、施主と施工会社の責任者で最終確認をする検査となります。基本的なポイントは以下の3つです。

  • 図面通りの施工になっているか
  • 傷やひび割れなどがないか
  • 建具等の設備関係の動作に問題はないか

図面通りの施工になっているかチェックする

図面通りの施工になっているかチェックする

注文住宅の場合、選んだ壁紙や天井・床材の柄や色、材質など、計画通りの施工になっているか、細かく確認する必要があります。一方、建売住宅では、そもそも図面通りの施工がされているか、頼んだオプションの施工などが反映されているかなどを、図面と照らし合わせながら確認していきます。

傷やひび割れなど外観に関するチェックポイント

傷やひび割れなど外観に関するチェックポイント

次に住宅の外観をチェックしましょう。外壁材のひび割れや欠損、軒裏のシミ、屋根の欠損、雨樋の取り付け状態、基礎コンクリートのひび割れなどの確認が必要です。また外構についても確認してください。隣地との境界やフェンス、門扉なども重要なチェックポイントです。

 住宅外観のチェックポイント

  • 基礎:大きなひび割れがないか
  • 外壁:ひび割れ、亀裂、色むらなどがないか
  • 屋根:見える範囲で瓦の割れなどがないか
  • 軒天:傷や汚れがないか
  • 玄関:ドアの開閉は問題ないか、ポーチタイルの目地の浮きや割れがないか

外構のチェックポイント

  • 駐車場:舗装のひび割れ、ラインの消えかけなどがないか
  • 庭:植栽の枯れ、芝生の生えムラなどがないか
  • フェンス・門扉:安定しているか隣地との境界線に正確に設置されているか
  • 外灯:センサーが動作するか
  • 排水桝:詰まりなどないか

建具など住宅内部に関するチェックポイント

建具など住宅内部に関するチェックポイント

住宅内部も丁寧にチェックしておきましょう。
キッチン・トイレなどの水回り設備の排水状況、各部屋の床・壁・天井の状態、サッシ・扉などの開閉不良の有無などがポイントです。

リビングのチェックポイント

  • 床:傷やへこみなどがないか
  • 壁、天井:汚れやシミなどがないか
  • ドア、窓サッシ:取り付けがしっかりしているか、開閉がスムーズか
  • コンセント:位置や数は合っているか
  • 火災報知器:種類や数は合っているか
  • 各照明:位置や数は合っているか 

水回りのチェックポイント

  • キッチン:水の流れ、排水、換気扇、食洗機の動作は正常か
  • 洗面化粧台:水の流れや排水は正常か、扉の左右のずれがないか
  • 浴室:水の流れ、排水、浴室乾燥や換気扇の動作は正常か
  • トイレ:水の流れ、排水、換気扇の動作は正常か

廊下、階段、バルコニー、屋根裏、床下のチェックポイント

  • 廊下:傷や床鳴りがないか、手すりはあるか
  • 階段:踏み板や蹴上げの傷やへこみ、きしみがないか、手すりはあるか
  • バルコニー:ひび割れがないか、排水設備や防水機能があるか、カビが生えていないか
  • 屋根裏:水漏れやシミはないか、断熱材は剥がれていないか、配線は整理されているか、カビが生えていないか
  • 床下:水漏れやひび割れはないか、配線は整理されているかゴミやカビはないか

まとめ

まとめ

ここまで、一般的なチェックポイントを紹介してきました。

しかし、ご自身の置かれた環境や状況によってはもっと詳しく確認した方がいい点がでてくるかもしれません。
そのような場合に、遠慮なく相談できる環境が大切です。

引き渡しの前に何回かお打ち合わせの機会があると思いますので、その際に相談できる関係性を築いておくことが大切です。

九建ホームでは、価格や大きさなどの家に関する事だけではなく、住宅ローンや相続、贈与関係、素敵な家具やオトクな建て方にいたるまで、住まいに関するさまざまな疑問にお答えします。