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住宅購入の頭金はいくら必要?目安や注意点を解説!

2024年07月05日(金)

住宅購入の頭金はいくら必要?目安や注意点を解説!コラムアイキャッチ

住宅購入は一生に一度の買い物といわれ、多くの方にとって不安や疑問が多いものです。

特に、「頭金はいくら必要か」で悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、住宅購入の頭金について解説しますので、ぜひご参考になさってください。

ご自身の状況にあったプランで、無理なく頭金を用意し、理想の住まいを手に入れましょう。

住宅購入に必要な頭金の目安

住宅購入に必要な頭金の目安イメージ

住宅を購入する際、多くの方が頭金について悩むことでしょう。

一般的には、「物件価格の20%程度が頭金として必要」といわれています。

そもそも頭金とは、現金で支払う額のことをいいます。

かつては購入価格の7~8割までしかローンを組めない時代もあったため、20%という数字が一般的でした。

しかし、近年では銀行のサービス競争が激しくなり、フルローンを組める銀行も増えています。

購入時の諸費用に関しても、以前は基本的に自己資金でしたが、最近では物件価格に加えて融資してくれる銀行も増えています。

頭金の目安

一般的な目安として、住宅購入の頭金は物件価格の20%が推奨されています。

しかし、これはあくまで目安であり、必ずしも「住宅価格の約20%」が必要というわけではありません。

頭金の金額が多いほどメリットもありますが、「長期間で毎月確実に返済できるか?」「これからのライフプランで必要な資金の準備ができるか?」などを考慮し、自分にとっての頭金の適正額を割り出すことが大切です。

頭金が多い場合のメリット

頭金が多い場合のメリットイメージ

頭金を多く用意すると、以下のようなメリットがあります。

1.ローン返済額の軽減・金利負担の軽減

頭金を多く用意する最大のメリットは、借入額が減ることで毎月の返済額が軽減されることです。

さらに、返済額を変更せずに借入期間を短くすればするほど、金利負担を抑えることができ、結果的に利息の削減につながります。

2.ローン審査が通りやすくなる

住宅ローンの審査では、返済能力の有無をチェックするために、さまざまな項目で審査が行われます。

頭金が多いことは、返済能力が高いことを示す指標の一つであり、審査通過率を高める効果があります。

頭金を用意するための方法

頭金を用意するための方法イメージ

ここでは頭金を用意する方法の一例を紹介します。

貯金

最も一般的な方法は、やはり貯金です。
毎月一定額を貯蓄することで、着実に目標額に近づけることができます。

具体的には、以下のような方法があります。

  • 家計簿をつけて無駄遣いを減らす
  • 固定費を見直す
  • 貯蓄専用の口座を作る

投資

貯金だけでなく、投資を活用することも考えられます。
株式投資や投資信託を通じて資産を増やすことで、より早く頭金を用意することができます。

ただし、投資にはリスクが伴うため、十分なリサーチと計画が必要です。

頭金が多い場合のデメリット

頭金が多い場合のデメリットのイメージ

頭金を多く用意することは、多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。

1.頭金を貯める時間と家賃がもったいない

頭金を貯めるために時間を費やすことは、その間の「家賃」という支出を伴います。

例えば、頭金貯蓄に3~5年かかる場合、その分だけ家賃を払い続けることになります。

頭金を多く用意することで借入額が減り、返済期間も短くなります。

しかし、短期間で返済するとなると、毎月の返済が大きくなり、家計への負担が大きくなる可能性があります。

2.金利が上昇すると返済額が増える

頭金を多く用意することで借入額が減り、基本的には返済額が少なくなるというメリットがあります。

しかし金利が上昇した場合、借入額が少ないからといって返済額が減らない、または逆に増えてしまう可能性もあります。

3.健康状態悪化による団体信用生命保険への加入リスク

多くの住宅ローンには、団体信用生命保険への加入が義務付けられており、加入には健康状態の審査があります。

頭金を用意できるまでの間に健康状態が悪化してしまった場合、団体信用生命保険に加入できなくなる可能性があります。

そうなると、利用できる住宅ローンの選択肢が狭まり、金利の高いローンを組む必要が生じるだけでなく、最悪の場合はローン自体が組めなくなる可能性もあります。

住宅購入時のその他の初期費用

諸費用のイメージ

頭金以外にも、住宅購入にはさまざまな初期費用がかかります。
これらの費用を見落とさないようにしましょう。

登記費用

住宅を購入する際には、所有権移転登記や抵当権設定登記が必要です。これらの登記費用は数十万円程度かかることが一般的です。

引越し費用

新居への引越しにも費用がかかります。
引越し業者を利用する場合、距離や荷物の量に応じて数万円から十数万円程度の費用がかかります。

頭金を用意する際の注意点

注意点のイメージ

頭金を用意するにあたって注意点もあります。
一例を紹介しますので、ご参考になさってください。

無理のない計画

頭金を用意するために、無理な計画を立てることは避けましょう。

過度な節約や投資によって生活の質が低下してしまうと、本末転倒です。現実的な目標を設定し、無理のない範囲で計画を進めることが大切です。

金利動向の確認

住宅ローンを組む際には、金利の動向を確認することが重要です。

金利が低い時期にローンを組むことで、総支払額を抑えることができます。定期的に金融機関の金利情報をチェックしましょう。

まとめ

住宅購入における頭金の目安や注意点について解説しました。

頭金を多く用意することで、ローン返済額の軽減や信用度の向上といったメリットがあります。

一方で、頭金が少ない場合でも、低頭金ローンや親族からの援助を活用することで、住宅購入を実現することが可能です。

無理のない計画と金利動向の確認を心がけ、理想の住まいを手に入れましょう。