- 建売住宅
【知らないと損する】 建売住宅にひそむ9つの注意点
2023年10月24日(火)
マイホームの購入にあたり様々な注意点があります。しかし、気に入った物件を購入したつもりでも後悔してしまうケースもあるようです。
そこで本記事では、建売住宅購入の注意点を9つ紹介します。チェックすべきポイントも解説するので、参考にしてみてください。
目次
注意点1.周辺の環境・治安
周辺環境は生活に大きな影響をあたえます。購入後に変更がきかない分、ちゃんと調べておくことをおすすめします。
実際に周辺を歩いてみる。
朝昼夜、曜日など変えてチェックするのがおすすめです。
平日の朝はラッシュで大渋滞することがないか、交通公共機関の本数が少なくないか、夜の人通りがどれくらいあるか、などその曜日や日時を確認します。また、近くに施設や公園があるから良いというわけではなく、その分周辺は混雑したり、遊ぶお子様が増えます。
ちょうどよいバランスを見極めることが大事です。
ネットで情報の確認をする
不動産取引をするときに説明義務のあるハザードマップだけでなく、インターネットで得られる情報も活用しましょう。交通事故発生マップ、犯罪情報マップなど地域の治安情報や自然災害のリスクを確認できます。
用途地域を確認する。
「用途地域」とは、建築できる建物の種類や用途の制限が定められたルールのことで、地区は大きく分けると住居系・商業系・工業系に分けられます。用途地域ごとに建築できる建物と建築できない建物が明確に決められています。
今は近くに娯楽施設や工場などがなくても、将来は出店がないとは限りません。どのような建物を建てられる地域であるかを確認しておきましょう。
注意点2.土地の成り立ち
国土地理院の「地理院地図」の地形分類で土地の成り立ちと本来持っている自然災害のリスクを調べることが可能です。
ただ、これは個別の土地のリスクを示すものではなく、事前に知識として理解したうえで暮らすのが重要です。
注意点3.設備の確認
点検口の有無
点検口とは、外から見ることができない配管類や構造体の確認ができるように、床下や屋根裏の中を覗くことができるように設けられたものです。
建物の維持管理をしていくために必要なものですが、物件によっては点検口が設けられていない物件があります。
購入する住宅に点検口があるかを必ず確認しましょう。
床下のチェック
まずは、工事の残材やゴミ等が無いことを確認してください。これは簡単にチェックできます。
次にチェックすべきは「水漏れしていないか」「湿気を感じないか」「カビ臭さを感じないか」などの漏水の確認です。カビや木材の劣化にもつながりますので、しっかりと確認しましょう。
天井裏のチェック
天井裏のおもにチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
- 柱や梁等の著しいひび割れや劣化具合
- 断熱材の有無と施工状態
- ダクト(配管)の換気扇などへの接続状況
注意点4.公的な書類の有無
きっちりと家が建っていることの証明になる書類の有無を確認することも重要です。住宅を建てるときに確認しておくべき主な書類は以下の3つです。
- 建築確認済証
- 設計段階で建築基準法や条例の規定などに適合していることを証明する書類です。建物を建てるために必須なものです。
- 検査済証
- 建築確認済証で許可を受けた通りに建てられているか、第三者機関が検査後に発行する書類です。
- 地盤調査の報告書
- 住宅が建っている地盤の硬さを調査した報告書です。この報告書をもとに地盤改良の要否が判断されています。
注意点5.価格と相場との乖離
住宅の価格は、ある程度相場というものがあります。土地は周辺の地価を、建物は同規模の建築費用を見れば費用感がわかります。
必ず掛かる費用のことを考慮すると、周辺の物件よりも極端に安い建売住宅は何らかの理由がある可能性が高いと考えられます。
注意点6.3階建て住宅
3階建て住宅は高さを生かした眺望や住空間を2階以上にすることでの水害対策などさまざまなメリットがあります。しかし、以下のような注意点があるので注意しましょう。
- 2階建ての1.5倍の荷重がかかるため、しっかりした基礎や構造にする必要がある
- 1階と3階では温度差があるので、断熱性と気密性の高い住まいを選ぶ必要がある
- 単純に1フロア分増えるのでメンテナンスをする費用が高くなる
注意点7.駐車場の便利さ
最近は庭がなく駐車場を広々ととった住宅も増えてきています。自宅の駐車場・駐車スペースは庭代わりにもなるので、駐車のしやすさや使いやすさはよく確認しておきたい項目です。
駐車スペースを検討するときは、ご家庭の状況や将来乗る可能性のある車の台数、外の環境も加味したうえで適した広さを考えましょう。
また縦列駐車の場合、デメリットしかないとお考えかもしれませんが、敷地の外の交通量が多い場合は、前に車を停めてうしろでBBQやお子様のプールなどで遊ぶことで安全性を確保することもできます。生活スタイルに合った駐車場か、総合的に検討しましょう。
注意点8.オプションの範囲と価格
建売住宅の購入その価格に何が含まれるのか、契約前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
「当然購入価格に含まれているだろう」と考えていたものが実はオプションで、あとから追加費用を請求されるケースがあります。
物件によっては、網戸、カーテンレール、カーテン、エアコン、テレビアンテナ、洗濯パンなどがついておらず、引渡し後にすぐ住めない場合もあります。
注意点9.アフターフォロー
建売住宅はコスパが良いですが、注文住宅と変わらない寿命の長さも魅力です。住宅は引渡してから何十年も残るものなので、注文住宅を購入する前にアフターフォローの内容を必ず確認しましょう。
建売住宅を少しでも長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスは欠かせません。例えば、築5年ごとに防蟻処理を施したり、築10年前後で外壁や屋根の補修工事を行ったり等のメンテナンス次第でより長く快適に暮らすこともできます。
そのようなメンテナンスが可能か、気になる箇所をいつでも相談できる体制があるか、など住んでからのフォローの有無を担当者にしっかりときいておきましょう。
熊本の建売住宅なら九建ホームへ
マイホームはお引渡しをすれば終わりではありません。お引渡し後からが長いお付き合いになります。
九建ホームでは期日を設けた定期点検ではなく、地域密着を生かした迅速な対応をさせていただく「いつでもサポート体制」をとっています。
何かお困りなことや気になることがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。